いったいどこからどこまでが仕事なんだろうか。みなさんはどうお考えでしょうか?
「体調管理しっかりしろよ」
と先輩方から教わってきたものの、体調管理ってどこからどこまでを指すのか。
その問いに僕なりに答えを出してみた。
現場だけが仕事ではない
1日ってみんな24時間しかないので、出来ることって限られてくる。
だからこそ無駄にしないように時間を管理しなきゃいけないんですが、あまりにも詰めちゃうとストレスになってしまって、体調管理ができないってことになりますよね。
じゃあ、やりたいこと、やったほうがいいことはどうすれば無理なくできるのか。
何が言いたいかというと、僕ら業界的にサロンにいる時間って10時間超えることが普通だと思うんですね。
10時にオープンだとしても、準備があるので9時には出勤、19時まで受付したとしても19時にお客様が来店されたとしたら早くても20時です。
そこから掃除、片付けなんかすると帰宅時間は平均21時〜22時くらい。これがほぼ毎日なわけです。
別に頑張ることがいけないとかじゃなくて、このようなのが普通だと思って育ってきたぶん、違和感なく生きてきたわけです。

でも考えてみてください。
9時に来て21時に帰っても12時間サロンにいるって、当たり前ですけどそこからやりたいことができるわけないんですよね。
本を読もうにも、疲れてて読む気力もないし、運動したくても睡眠時間が削られて逆に体壊しますよ…
しかもそれで結婚して子どもがいるとどうでしょうか?マジでしんどいし、こんなんで幸せと言えるのか?僕は常に考えていた。
自由な時間を確保できないくらい頑張るのが美徳なのか。忙しすぎるのがかっこいいのか。そんなんで家族は幸せなんだろうか。
しかも自分が先輩という立場であれば、ご飯に連れて行ったり、酒飲みにいったり、技術を教えたりと、時間がいくらあっても足りない。
んでもやらなきゃいけないとなると、できることって1つしかない。
それは「睡眠時間を削ること」
もうそれしかないんですよ。
そうすれば、時間を少しだけ作ることはできます。ただやっぱり健康的ではない。
必要なのは休日ではなく、1日1日のゆとり
たぶんこれに尽きる。
どこか遠くへ遊びに行くのなら連休は欲しい。だけど、僕らが生きてるのは今その瞬間でしかなく、毎日のどこかにゆとりが必要なんだと思う。
そこで僕は1日の過ごし方と、仕事の仕方を変えた。
全てを仕事の一部と考え、健康的に効率よく、家庭にも影響がないようにするにはどうするべきか。
そこで時間の管理がものすごく重要になるんですが、まずやりたいこと、健康のためにやらなければいけないことを絶対やると決める。
僕の場合は、ジムに通う時間もふくめ、子どもたちのお迎えや習い事を妻と分担するために妻とのスケジュールを照らし合わせて'働ける時間'を決めました。
要は、8時〜20時くらいの間で予定をいれ、予定がない時間にだけ予約をいれるということにしました。
そうすることによって、ジムに行って心と身体の健康管理をし、お客様の髪を切って、子どもたちのお迎えや習い事などを無理なくできることがわかりました。
ジムに通うことでお酒を飲むことも減り、質のいい睡眠ができ、家族とのコミュニケーションの時間も全て丸く収まった。
全て仕事にしてしまえばいい
ジムに通うのも、お客様の髪を切るのも、睡眠時間の確保も、子どもたちのことも、全て時間内にやるべき仕事だとすればいい。
というか健康的にやるにはこの考えしかないとさえ思います。
このような働き方ができる環境は絶対に必要だし、いろんな働き方があっていいのかなと。
今までの固定観念に囚われた考え方は、少しずつ変わっていくし、変わっていけばいいなぁ。

コメントを残す