時間に対する業界的変化

昔と比べると確実に、
「時間に対しての考え方」が変わってきている。

これはもちろん僕だけでなく、業界的にも。
20〜30年前は、理容・美容業界は間違いなく今よりも景気が良かった。
そう、まだ県内に低料金が進出する前です。
その頃との大きな違いは、
どんなに短髪だろうと、今みたいにバリカンを使わず、
ハサミで仕上げていたわけですよ。

[voice icon=”https://toku-109.com/wp-content/uploads/2018/05/IMG_2198-2-1-e1525861718630.jpg” name=”tokuさん” type=”l”]元プロ野球選手の清原さんは
丸刈りでも3万円だったという話もあります[/voice]

まぁバリカンで丸刈りしてさすがに3万円は頂けませんが…

さてここでの疑問は、
「確実にバリカンでやった方が早いにも関わらず、
なぜわざわざ時間をかけてハサミでやるのか」
ということ。

たしかにハサミで丸刈りすると、少しくらい頭の形が悪かろうとキレイな丸刈りに仕上がります。
がしかし、当時の考え方は形よりも、
【時間をかけて丁寧に】
というのが最上級のおもてなしという考え方なったのだと思う。
その為、ハサミで時間をかけて散髪してもらうことに価値を感じる人が多かったはずです。
【時間をかける=価値がある】的な
※バリカン入れ無い方がいい場合も当然あります。

しかし今となっては、命とも言える時間を費やしてまで、そんなおもてなしをしてほしいという方は確実に減ってきていて、逆に
【早くて、丁寧】+無駄が無い
というところに価値を感じるのではないかと。

これは決して低料金サロンの事を指しているわけではなく、
お客様の貴重な時間を共有した「心配り」ありきの無駄の無いサロンワーク。
ということ。

時間をかけなければいけない所には
しっかりと時間をかけ、
退店されるまでのプロセスを、いかに無駄なく臨機応変に動けるか。

今はそういうところに価値があるんじゃないかな〜と。

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この記事を書いた人

1985年・沖縄生まれ沖縄育ち

18歳から理容の業界へ。
現在は、株式会社ANZYの役員で、
普段は理容師として働きながら
・大浴場ショップの運営
・妻のサポート
・ホームページ制作代行
をやってます


 

 

 

 

 

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